トコトコブログ

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日本初上陸のボルドーワイン公認の“ワインバー”が福岡にある?!

こんにちは!

トラキチです。

 

みなさん、ボルドーワインってご存知ですか?

そんな有名なワインしっとるわ!て言われるかもしれませんが、そのボルドー公認のワインバーが福岡にあるんです!

しかも、まだ世界に3店舗だけしかないというレアさ!

この情報を知ってどんなお店か気になってて、ようやく行くことができましたんでレポートしたいと思います。

 

オ・ボルドー・フクオカ
 

店舗情報
  • 住所 : 福岡市中央区西中洲6-8
  • 営業時間 : 11:30〜23:30
  • 定休日 : 日曜日

※日曜日はお休みなので注意してくださいね!

 

このお店は、福岡の繁華街(天神地区、中洲地区)から歩いて10分程度とアクセスしやすい場所にあります。

しかも、上の看板に書いてあるように地下のワインセラーの見学もでき、ボルドーから直輸入された日本未入荷のワインも一本から購入できるという素晴らしさ!

ワイン好きの方へのプレゼントにも喜ばれること間違いなしの逸品が沢山!

 

ワインが好きではない私ではありますが、ミーハーなんで日本初上陸と聞くと何故だか行きたくなってしまいました(笑)

上品な入り口をくぐって、いざ参らん!

色んな案内のチラシがありまして、なにやらテイスティングとかもやってるみたい!

面白そう〜

お、おしゃれ!

なんだかヨーロッパに来たみたいな雰囲気にさせてくれるエントランス!

店内は、明るくて落ち着いた空間。

比較的、早い時間帯にきたせいか、まだお客さんはいなかったので貸切状態!

こんな感じでボトルを氷に突っ込んで宴会をやりたいもんです。

BARって言ってたから料理は期待してなかったけど、意外にも本格的な料理があるようで、スタッフの方と話をしてると、前日までに予約すれば、コース料理も頼めるそう!

金額は聞くの忘れました(笑)

すんません!

本場ボルドーワインにマリアージュされたコース料理を楽しめるのも良いですよね。

次回、訪問する際は絶対に予約して行きたい!

ワインには詳しくない(普段はワインなんて全く飲まない)ので、料理になにを合わせれば良いのかチンプンカンプン。

勝手にソムリエさんお任せコースにしちゃいました(笑)

 

しかも、親切なソムリエさんに沢山おもしろい情報を教えてもらったので、その内容も盛り込んで行きたいと思いまーす。

一杯目はやはりスパークリング!

桜も咲いてる季節ということで一杯はロゼを注文。

右側 : 【212】レ・コールドゥリエール・エクスクルシヴ・ヴリュットN.V. (800円)

左側 : 【250】レ・コールドゥリエール・エクスクルシヴ・ヴリュット・ロゼN.V. (800円)

Brut(ヴリュット)とは? 今まで、聞いたことはありましたが、スパークリングの甘み表示のことで『辛口』を意味しているそうです。また、ヴリュットとは『生のまま』という意味で果糖がほとんどされていない辛口の味わいを表現するために使われてるみたいです。ちなみに、エクストラ・ヴリュット>ヴリュット>セック>ドゥミ・セック

裏のラベルを見ると、クレマン・ド・ボルドーと記されており、クレマン?と記載されていたので、ソムリエさんにまたもやヒアリング。

『クレマン』とはシャンパーニュ地方以外で造られる、シャンパンと同様のシャンパーニュ方式(瓶内2次発酵)を用いたスパークリングワイン(フランス語でヴァン・ムスーと呼ばれる)。また、クレマンが造られる7つの地域があって、『クレマン・ド・ボルドー』や『クレマン・ド・ブルゴーニュ』など地域の名前が付けられるのが特徴ですみたいです。

シャンパーニュ方式と記述しましたが、スパークリングワインの製法は種々あるようで、少々私もブログを書くにあたり勉強したので、みなさんも一緒にLet's study!!

瓶に詰めたスティルワイン(通常の非発泡性ワイン)に糖分と酵母を加えて密栓し、そのスティルワインをベースに瓶内でさらに発酵させる製法。瓶内でのゆっくりとした発酵とその後の瓶内での熟成が、きめ細かい泡を生みます。シャンパーニュは勿論、クレマンやムスー、スペインのカヴァ、ドイツのゼクトやイタリアのスプマンテの一部もこの製法で造られ、ガス圧は5-6気圧程度。
  • シャルマ方式(キューブ・クローズ製法)
2次発酵を瓶内ではなく、密閉耐圧タンク内で行う製法。スプマンテゼクトの大部分がこの製法であり、フルーティなスパークリングワイン(アロマを残したいワイン)の製造に適した方法。
2次発酵を瓶内で行い、加圧下のタンクにて冷却、濾過して瓶詰めをする方法。大きいタンクに移し替えることでデゴルジュマン(澱引き作業)を簡略化する方法。
  • 田舎方式(メトード・アンセストラル/メトード・リュラル)
2次発酵を行わずにワインができる際の発酵でガスをそのまま生かしスパークリングにする方法。ショ糖の添加やドサージュ(補糖)が認められていないので特徴。ペティアンの多くはこの製法で造られています。
炭酸飲料のように、スティルワインに直接SO2を吹き込むことで泡を作る製法。安価ですっきり系のスパークリングにはこの製法が用いられています。ガス圧はやや低く、2.8-3.8気圧程度。

 

●魚(アジ)のセビーチェ (750円)

セビーチェとは魚介類のマリネのことで、柑橘類のゼリーが添えられていてスパークリングとの相性抜群!

続いて、白ワインも注文!

【245】 クロ・デュ・シャトー・カディヤック2017 (500円)

このワインはステンレスタンクで熟成されているため、過度な酸味がなく非常に飲みやすいワインでした。

このクオリティで500円とは破格!!

普通の居酒屋でも500円は取りますからね。

【265】 シャトー・ル・ブリュイロー・ブラン2015  (1000円)

このワインは新樽を使ってなんと9ヶ月も熟成させており樽熟成由来の味わいが特徴。新樽を使っているため、値段は少々お高め。

新樽は1個あたり10万円もするので、その値段が価格に反映されるみたいです。

●長葱と鰹のタタキのテリーヌ (700円)

  テリーヌに合わせるワインとして選んだのが、ロゼ!

左側:【238】 シャトー・ド・ロステ・クラシック2016 (800円)

を注文したら、なななんと!

サービスで真ん中のロゼもプレゼントしていただきました!

中央:【227】 シャトー・レ・トロ2015 (600円)

【257】: シャトー・トゥール・サン・フォール2003 (1200円)

それぞれのワインの個性を引き出すためにグラスの形状を変え楽しむ事も教えて頂きました。

確かにこのグラスは丸みを帯びているので、他のワインと比較して香りがグラスの中に立ち込めているのが分かる。

【253】: ゼット・ボルドー2013 (500円)

コレもかなりコスパが良いワインで、酸味が苦手な私でも美味しく飲めるワイン。

ボルドーワインは、しばしば『力強い』『重厚な』と表現されることが多く、酸味よりも心地よい苦味が特徴。タンニン(苦味)よりも軽やかな酸味や香りの華やかさが好みの方はブルゴーニュのワインがおすすめですね。(間違ってたらすみません汗)

●オーストラリア産牛リブロースステーキ200g (2300円)

しっかりとしたボリュームの赤身ステーキ。

ボルドーワインに相性抜群で、絶対に食べて頂きたい一品ですね!

【256】: シャトー・タイヤック・プレイサンス2008 (1400円)

メニューに載ってる中で最も高いワインがコレ!

熟成された優しい味わいでマルゴーらしい味わいだそうで、値段は正直ですね!

味の表現はできませんが美味かったです(笑)

マルゴーの特徴は、栽培される厚い砂利の層にあり、水はけの良い土壌に生えるブドウの木は水分を求めて地下水近くまで根を深く下ろすため、そうしたブドウから優美で柔らかくふくらみがあり、芳香が精妙で、メドックの中でも最も女性的とさっるワインで、ゆっくりと熟成する長期熟成に適したワインと言われている。

●フィンガーショコラ プラリネ シトロンヴェール  (900円)

 

 

ワインセラーの見学もできるという事で、早速お願いして連れて行ってもらうことに。

店内の奥の方に進んでいくと、ワインセラーへと続く階段があります。

※結構急な階段なので、酔っ払ってる方は十分注意してくださいね!(不安な方は飲む前に案内してもらった方が良いかも)

絨毯が敷かれた廊下をトコトコ進むと幸せの扉が!

じゃーーん!!ワインのボトルがたくさん!

うぉーーっテンションあがる〜

真ん中のボトルがマグナム、、、1番右はなんて言うんだ(笑)

お店で飲んだもの以外にもたくさんのワインが眠っております。

なんと、このセラーにある7割ものワインが日本ではこの店しか入手できない貴重なワインだそう。

この中でもソムリエさんに色んなことを教えていただきました。

●レストランなどでワインをサーブされる前に何故テイスティングをするのか?

コース料理を頼んだ際など、ワインを飲む前に少量試飲させられた経験ってありませんか?今まで私は「この文化はなんだ?」「欧州はキザな人が多いから女性にカッコ良い姿を見せるために始まった習慣なのか?」と思ってましたが大きな間違いでした(笑)。すみません!

このテイスティングは健全なワインかどうかを確認するために必要なものだったのです。というのも、高級なワインであっても『ブショネ』と呼ばれるワインが汚染されたものが少なからずあるそうで、その割合としては3〜5%程度。ソムリエがワインを抜栓した際に、コルクを嗅ぐ作業はブショネを探すため(濡れたダンボールや雑巾の匂いがするそう)と言われており、テイスティングは健全なワインである事をお客に確認してもらうためにやるそうです。・・・知らなかったわー(笑)

 

●コルク栓とスクリューキャップの違い

コルク栓が高級ワインに使われていて、スクリューキャップはチープな印象を持たれている方が多いと思いますが(私もそうでした)、実は大きな違いはないんです。寧ろ、スクリューキャップの方がコルクのデメリットを解消できるというのです。上述したコルク栓によるワインの汚染『ブショネ』にワイン業界は悩まされていることは説明しましたが、その原因はコルクを漂白した際に残存した塩素が化学変化を起こしトリクロロアニソール(TCA)という物質を発生させることにより起こるそうです。最近では、スクリューキャップの有用性が認められてきており徐々に増えてきているらしいですよ〜(まっ、コルクの方がおしゃれですけどね笑)

 

ワインがズラリと並べられている棚の反対側には、超高級ワインたちが鎮座しております。

ボルドーワインの最高峰、5大シャトー!!

詳しくは、ボルドーワインの歴史をまとめたブログで詳細に説明したいと思います!

乞うご期待!

 

まとめ

かなり熱を帯びてブログを書き綴りましたが、少しは『オ・ボルドー・フクオカ』の魅力が伝わったでしょうか。このブログを通じて私もかなり勉強できとても楽しかったです。

 

今までワインが嫌いだった私ですが、知識を深める事でワインを美味しく飲むことができるようになりました。興味を示すと味覚も変わるんですね!

本当に驚きです(笑)

 

みなさんも『オ・ボルドー・フクオカ』へ行ってワインの世界に魅了されてみてはどうでしょうか。新たな自分を発見できるかもしれませんよ〜!