トコトコブログ

九州のお宿やキャンプ場や趣味のイロイロつづります

創業1300年!石川県の老舗宿「法師」の延命閣で絶品、加能カニを堪能!

トラキチです。

 

今回は、創業1300年を誇る老舗宿「法師」延命閣に宿泊してきました。

延命閣は国の登録有形文化財に指定されており、なんとそんな施設に宿泊できるんです。

過去にも、皇族や国賓級の方々も宿泊された由緒あるお部屋みたい。

それでは、じっくりとレポートしていきます!

 

宿泊した日は、北陸でも珍しく程のドカ雪であちこち立ち往生している車も見受けられるほどでした。

その雪の影響もあって、昼過ぎに旅館に到着予定でしたが、着いたのは夕方(笑)

本来は、到着して奥の間で抹茶を頂きながらチェックインを済ませるはずが、バタバタで直ぐにお部屋へ、、、

 

なんとも天候に恵まれず残念ころり、、、

お部屋の途中に、なにやらショーケースがありよく見てみると偉人たちの名前が書かれたものが置かれてます。

読めないけど、宿泊した人たちなんだろうか?

ドイツ語で書かれているのでドイツ人みたい。

 

他にも数々の偉人たちが宿泊した印が記されてる。

やはりすごい歴史ある宿なんですね〜

さらに歩いて行くと、外に出る扉が!

ここから本日、宿泊する部屋の延命閣に行けるのですが、普段、宿泊者がいない場合は庭園内を散策することもできるそうです。

今日は庭園散策は難しいようですね。

(雪で全く見えませんが笑)

雪の道を歩いて、お部屋に到着!

久しぶりに高く積み上げられた雪の中を歩きました。

出典:法師HPより一部抜粋

 

上記にお部屋の間取り図を示しておりますので具体的にどんなお部屋なのか番号順に紹介してしていきまーす!

間取り①

この道を作るのも大変だったでしょうね。仲居さん方ありがとうございます。

玄関をくぐると、可愛らしい番傘が迎えてくれております。なんとも上品な雰囲気で気分も高揚!

 

間取り②

お部屋の中に入ってすぐ、豪華絢爛な襖や着物が掛けられた部屋があり、「おぉーー!」と思っていた矢先、次の間に入るとビックリ!

 

間取り③

艶やかな朱色の壁と大河ドラマに出てきそうなセット張りのお部屋。

 

間取り④

しかも、何部屋もあるので思わず笑ってしまいました(笑)

 

間取り⑤

しかし文化財になる程のお部屋ですので空調が全くありません!

あるのは石油ファンヒーターのみ。

各部屋にヒーターが設置されてますので寒くはないですよ〜。

夏場は暑いかもですね(笑)

 

間取り⑥

お手洗いは部屋を出てから通路を歩いて行かなければならないので少々寒かったですが、田舎のおばあちゃんの家に来たみたいな感じで、これもまた非日常的で良かったですね!

 

間取り⑦

この日は雪で外に出れませんでしたが、ここからでも外に出れるみたいですね〜

間取り⑧

 

間取り⑨

延命閣には内風呂ですが源泉掛け流しの温泉があり、半露天風呂も非常に広くて浴槽も大人2人が十分に入ることができます。

寒いので扉は開けなかったですが、開けると露天風呂気分を味わうこともできますよ。

お部屋の片隅に懐かしい黒電話を発見!!

もちろん使えますよ笑

 

ちなみにwi-fiも完備されておりますので電波状況も良好なのは嬉しいですよね。

 

 

お待ちかねのお宿のお料理もご紹介!

法師のお料理は「一生に一回は食べたい」と思うような「贅を尽くした」懐石料理と言われており、老舗宿のお料理が如何なものか楽しみです。

 

じゃじゃーーんっ!!

やはり北陸の食材の王様といえば、松葉カニですよね。

カニの甲羅にもたくさん「つぶつぶ」が付いており、身がぎっしり詰まっている可能性大なので楽しみです!

昔からよく、つぶつぶがいっぱい付いていると美味しいて言われてます。カニは脱皮の際に多くの影響を使うため、直後は中身が詰まっておらずスカスカな状態になるそうです。ですので、“つぶつぶが多い”=“脱皮してから月日が長く経過”を意味しており美味しいと言われております。

また、カニをよく見てみると青いタグが、、、

これは石川県で水揚げされるズワイガニ加能ガニじゃないですか!

この時点で気分は最高潮!

しかもこのカニ、調理される前に仲居さんが実際に持ってきてくれました。

でかっ!!

甲羅の大きさだけでも私たちの顔くらいはあるでしょうか。

 

前菜から

前菜はカニの身をほぐした和え物に香箱ガニの身と外子と内子の味噌和え!

香箱ガニ?初めて聞いたな〜って方も多いと思います。

私もそのひとり!調べてみると。

香箱カニとは北陸地方で獲れる雌のズワイガニのことで、雄のズワイガニと比べて小ぶりな外見のなかに外子と内子をもつカニ。小さな分だけ味は濃厚で旨味もたっぷり。地元でも人気が高いのであまり県外には出回らないのだそうです。
だそうです。
 
食べてみるとこれまた絶品!!
「クゥーーー!」
「うまい(涙)」
これはお酒と一緒に食べたいという事で、お酒のリストをもらうとなんと「法師」という銘柄のお酒があるじゃないですかー。
 

キリッとした飲み口で、カニの濃厚な風味と素晴らしいマリアージュ

日本人で良かったと実感した瞬間です笑

続いて、加能カニのお造り。

人生初体験のカニ刺し!

は、花が咲いてる、、、カニ刺しは冷凍ではない活きたカニしか味わえません。

ちなみに、氷水に放しみが開いた状態を「花が咲く」と言うそうですよ。

 

続いては焼きガニ!

ん〜〜焼かないで食べたいと思うほどの美しさ。

七輪で焼いたカニを味噌にディップさせて食べると濃厚な味噌の風味が身体中を駆け巡るほど、、、美味いっ!

もう、食事中は美味い!しか言ってなかったと思います(笑)

勿論、甲羅酒で余すところなく頂きました!

次のメニューは蟹すき!

火を入れてぐつぐつ、部屋中にカニの良い香りがしてきました。

人生初のメニューだらけで、贅を尽くしたOMOTENASHIは伊達ではありません!

ご飯物は、カニの押し寿司〜

カニの茶碗蒸し。

あっさりしていて〆にはもってこいと思いきや、

〆は天麩羅でした(笑)

しかも海老かと思ったら最初から最後までカニでした!

ここまで蟹三昧で贅沢な1日は、2度とないんじゃないでしょうか。

まとめ

歴史ある宿「法師の延命閣」に宿泊して時代を感じながら、ゆっくりと時間を過ごすのはいかがでしょうか。折角ですので、石川県の名産物、加能蟹に舌鼓を打ちながら宿泊できる11月〜3月までがオススメです。